何者かになりたい。

迷えるアラサーのひとりごと

アイデンティティがない

“What are you?”

と聞かれたら、何て答えるのか。

 

私は何者なのか。未だに、答えられない。アイデンティティがない。

 

例えばあの人なら何て答えるのかな?あの人は?って周りの人を想像したら、みんなだいたい何者かである。そして彼らはそれを誇りに思ってるから、自信満々に答えるだろう。

なのに、私には何もない。

 

大阪人?そんな言うほど大阪人らしくない。気の利いた面白いことも言えへんし。

 

ウェブディレクター?前職ではたしかにそうだったけど、今は違うかな。

 

編集者?いや、編集のことなんて何も知らない。入社してから、ここが編集部と呼ばれてることを知ったくらい。

 

趣味も特にないし、好きなことも特にない。やりたいこともない。

 

唯一したいのは恋愛。でもそれは結局、自分が何者かになるために恋愛がしたい、というところに行きついてしまう。

 

毎日何して生きてるんだろう。何もしてないな。生きてないな。自分の人生を生きていない。

 

高校生の頃は、◯高生だった。地元でも名の知れた進学校で、高校名言うだけで一目置かれてた。そしてダンス部に所属するダンサーであった。ダンサーでいることで、自分のことをかっこよく感じることができた。

 

大学生の頃は、クラスの仲良しグループのメンバー。◯◯店員。そして◯◯の彼女。彼の彼女でいる自分が誇らしかった。

 

海外に行けば、自分は日本人。そしてアジア人。

 

今ここにいる私は一体何者なのか。それに答えられない限り、自己肯定感も自信も持てず、どこか不安で、何者にもなれなかった自分にがっかりする人生になるんだろうな。

 

必要とされたい。ここにいると認識されたい。誰かの何者かになりたい。それがアイデンティティになるんだろう。

 

今の私は孤独。それが、私が囚われて抜け出せないこのネガティビティを生み出しているみたい。